ピンク色の花になりたい

あいまいもことした気持ち

昔おばあちゃんがピンクの花を見て「メイコちゃんみたいで可愛いね」と言ってくれた。

私はその時すでに成人していたと思うけど、その言葉がとても嬉しかった。

可愛いね、って言われたこと。

その花の色がピンクだったこと。

おばあちゃんとは色んな話をしたけど、最後はいつもおばあちゃんの思い出話になってしまって、途中で退屈してスマホをいじったり、違うことを考えていた。

何回も同じ話聞かされて、つまらない。

その話が二度と聞けなくなるなんて思ってなかった。

おばあちゃんは私が生まれた時からいて、ずっといてくれると思ってた。

人一倍気にしいなくせに、「おばあちゃんはいつもケ・セラ・セラ」と言ったり、料理だって上手じゃないのに「男は胃袋で掴むんよ」と言うおばあちゃんが大好きだった。

最期の最期まで大好きって言えなかった。

でも言わなくてもわかってくれていたと思う。

おばあちゃんごめんね。

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